先日、日産自動車のカルロス・ゴーン社長が、2016年度までに上位幹部100人の過半数を外国人にする方針を発表しました。
2016年度までの中期経営計画では、世界販売台数を現在の400万台から700万台超に拡大する目標を掲げていて、それを支える人材として外国人の登用を加速することにしたのです。
既に日産では、本社にいる取締役9人のうち4人が外国人で、海外現地法人の取締役も4分の3近くが外国籍になっています。外国人社員が増えた結果、外国人を交えた社内会議は英語で行うようにもなりました。
日本板硝子やオリンパス等の日本企業でも、買収した会社の外国人が社長に就任しています。今後の大手製造会社の売り上げは、70%が海外セクターになっていくでしょうし、既に超えている企業もたくさんあります。
先週、当社に来社した日本人の若手ビジネスマンは、子供を奥さんともどもマレーシアに移住させていると話していました。英語と中国語をネイティブに話せることが武器になる時代に備えているのです。
私の5歳と8歳の2人の孫もロンドンに居住し、この9月から現地校で学び始めます。将来、日本語で会話が成り立つのかが多少心配ではありますが、グローバル化時代を生きる人間に成長することを期待しています。
いずれにしても、“グローバル化” は急速に進んでいる――。自分の身近なところでも、それを実感する時代になったことは間違いありません。
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