Bulletin magazine 会報誌/理事長メッセージ





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Vol.61

理事長メッセージ

河合弘之 さくら共同法律事務所所長・弁護士

JBC・CSR基金の奨学生が決まりました

JBC・CSR基金は、JBCとしての社会貢献活動の一環として、昨年11月に設立されました。おかげさまで、JBC会員の皆さまから温かいご理解と多額のご寄付を頂き、当初の計画を上回るペースで基金が寄せられております。今年3月からは、高校生向けの奨学金と市民グループへの助成金の公募を開始し、先頃、奨学金の支給先を決定しました。この場を借りて報告させていただきます。なお、環境保護団体等への助成金については、次号で報告させていただきたいと思います。

切実さを実感した奨学金の審査

 JBC・CSR基金の活動の柱は、高校生向けの奨学金です。意欲と能力がありながら、経済的な理由で就学困難な高校生に対して、月々3万円を支給するもので、第一期奨学生10名を3月1日から4月末まで公募しました。
 JBC・CSR基金としては、設立から間も無く、奨学生の募集を広く知らせることが第一の課題でした。まず、基金のウェブサイトを立ちあげると共に、全国47都道府県の教育委員会宛に募集のパンフレットを送付し、市町村や各学校などに周知してもらうように依頼しました。これに併せて、JBC・CSR基金の理事会の皆さまにもご紹介をお願いするなどして、最終的には16名の方から奨学生への応募がありました。
 そして厳正な審査の結果、当初の予定を上回る12名に対して、奨学金の支給を決定しました。その内容を見ると、両親が離婚し、しかも別れた父からの養育費が途絶え、母親が200万円台の年収で子ども3人を育てているケースや、父親が病気で倒れ、医療費がかさむ中で学費の支出に苦労をしているケース、父親が連帯保証で全財産を失い、学費の支払いが困難になったケースなど、経済的な支援の必要性を強く実感する案件ばかりでした。
 応募に際しては、奨学金を希望している高校生本人の作文も提出してもらいました。作文の課題は、「高校時代に学びたいこと、挑戦したいこと」もしくは「わたしの夢」としました。実際にそれぞれの作文を読んでみると、一人ひとりの生きる姿勢や頑張ろうという気持ちを読み取ることができました。
 12名の奨学生の詳細は、別表をご参照ください。

2名増員を可能にした2件のご寄付

 当初の予定では奨学生は10名でしたが、最終的に理事会として12名への支給を決定しました。月額3万円の奨学金を3年間支給するためには、一人あたり100万円以上の原資が必要になります。しかし今回はJBC・CSR基金の理事の方から2件の特別なご寄付があり、2名の増員が実現しました。本当に素晴らしいお話だと思いますので、ご紹介させていただきたいと思います。
 一つのお話は、イマジニアの神藏孝之社長です。神蔵社長が奥様のお誕生日に、ダイヤモンドの指輪をプレゼントするというお話をされたところ、奥様が「私はいいから、その分のお金(100万円)をCSR基金に寄付してあげて」とおっしゃったのだそうです。このお話は、ちょうど奨学金審査の理事会の直前にあったので、理事会としても奥様のご厚意に応え、奨学生を1名増やそうという話になりました。
 しかし、理事会での審査は更に難航しました。というのは、〝12番目縲桙フ方に奨学金を出すかどうか、というところでやや意見が分かれ、判断がつきかねる状況になってしまったのです。
 そこで、2つ目のご寄付のお話がもたらされました。アセット・マネジャーズの青木巌社長が「それでは私も100万円寄付しますので、もう一人出しましょう」とおっしゃったのです。理事会の中でも、どよめきと歓声が起こりました。この青木社長のご英断によって、12番目の方への奨学金が決定したのです。

皆さまからのご支援に改めて御礼を申し上げます

 JBC・CSR基金の検討が始まったのは、昨年の3月でした。6月のJBC理事会でのご了解に基づき、6月末に基金の設立総会を実施、11月に東京都からの承認を得て正式に法人が成立すると同時に、JBCなどから2千万円の寄付を受け、その後も、船井財産コンサルタンツの平林良仁社長からは、還暦パーティーでのオークション収益(約500万円)をご寄付いただきました。TAMURATRADING CO.,LTD.の田村千秋社長から200万円、エリアリンクの林尚道社長からも10万円のご寄付を頂きました。4月からはJBC会員の大多数の皆さまから、月々2千円以上のご支援を頂けることになり、文字通り、JBC全体でJBC・CSR基金を応援していただく形になりました。初年度1年間の収入見込みは当初計画を大きく上回り、3千万円強となっています。
 このような財政的な基盤があればこそ、奨学金、助成金の事業をスムーズに立ちあげることができました。皆さまのご支援に改めて御礼を申し上げますと共に、JBC・CSR基金の活動状況などについては、随時皆さまにご報告させていただきたいと思っております。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。








会員Topic 1

大人気ヘアサロン「GARDEN」の銀座店を出店しました

 カリスマ美容師とプルーデントアソシエイツの登坂健一社長がタッグを組んで誕生した原宿の「GARDEN」。瞬く間に日本一といわれるほどの人気を獲得して、青山・原宿エリアでは圧倒的な存在感を示しています。そんな“予約の取れないヘアサロン”の2号店が、JBCのお膝元・銀座に4月1日、開店しました。その名も「drive for garden」。オープン早々から満員札止め状態が続き、早くも銀座を代表するヘアサロンになりつつあります。
 原宿の「GARDEN」はヘアサロン単独の店舗としては日本最大級で、200坪の大きさを誇りますが、「drive for garden」も100坪の広さで銀座最大級です。客層は「GARDEN」が平均25歳前後なのに対して、「drive for garden」は30歳前後。キャリア志向の女性からも支持を集めているようです。「GARDEN」の人気の秘密は、カットやセットの品質の高さだけでなく、斬新なスタイルの提案、「日本一の接客」を目指すホスピタリティの高さなど、業界をリードする経営方針にもあります。今年の新入社員は25名の採用に対して1400人もの応募が殺到するなど、プロからの評価も絶大です。
 予約が難しい人気サロンですが、JBC会員の皆さまには最優先で対応していただけますので、ご家族やご友人をお気軽にご紹介ください。

「drive for garden」
東京都中央区銀座2-5-11 DE BEERS GINZA BUILDING 6F
TEL:03-3562-8686
[平日]12:00-22:00  [土日]10:00-19:00 [定休日]月曜日
http://www.garden-hair.jp/








会員Topic 2

高橋誠一副理事長が『「お金持ち大家さん」への道』を上梓されました

 高橋誠一副理事長(三光ソフラン社長)が、大好評の前作『「金持ち大家さん」になろう!』(2005年5月・PHP研究所刊)に続いて、『「お金持ち大家さん」への道』を3月に発刊されました。前作のサブタイトルは「個人年金づくりの虎の巻」で、3年前から現在の年金問題を見通していた高橋副理事長の慧眼には、各方面から賞賛の声が上がっています。さらに今作では「これで安心! 究極の個人年金づくり」として、年金への不安が社会問題化している現状を真正面から見据えて、年金不足を安定した家賃収入でカバーする方法を、具体例に基づいて分かりやすく解説しています。
 アパート経営というと、「空室が出たら損をする」「管理をしている暇がない」と、不安や課題も山積です。そんな心配を解消したのが、高橋氏が開発した「完全家賃保証」(サブリースの活用)と「完全管理委託」の「お金持ち大家さんシステム」です。アパート購入のための資金作り、1棟を手に入れたら、2棟目、3棟目と経営規模を拡大していく方法など、不動産事業に不慣れな素人でもチャレンジできるように、プロの立場から「お金持ち大家さんへの“近道”」を伝授しています。基本は、物件の選定、入居者の募集、家賃回収、管理、メンテナンスの全てを信頼できるプロに任せること。単なる売買仲介の不動産屋ではなく、賃貸管理ビジネスまできちんと手掛けている会社を選ぶことで、不良物件を掴まされる危険性はかなり低くなります。皆さまの資産運用の参考書としても、役立つ情報が満載です。

『「お金持ち大家さん」への道』
PHP研究所/刊
1,155円(税込)








会員Topic 3

“アルビレックス新潟の奇跡”を起こした立役者、
池田弘新潟総合学院理事長が『地方の逆襲』を発刊されました

 “格差社会”という言葉がすっかり定着しつつある中で、新潟総合学院理事長(NSGグループ代表、アルビレックス新潟会長)の池田弘氏が「『格差』に負けない人になれ!」という熱いメッセージを込めた新刊『地方の逆襲』を発刊されました。池田氏はJリーグチーム・アルビレックス新潟の経営に参画するや、スポーツ不毛の地と呼ばれた新潟で、瞬く間に観客動員日本一という大人気チームを作り上げました。地域活性化、街づくりの成功モデルとして、全国的な注目を浴び続けています。
 地域活性化論というと、産業育成の方法、住民参加の仕組みなど、制度設計に偏りがちですが、池田氏は教育事業でも地方都市の成功モデルとされる新潟総合学院を立ち上げた経験から、地域を支える「人」に着目して、人材の活性化こそが格差社会を是正する基盤になると主張しています。自分自身で地域を変えてきた池田氏ならではの視点が随所に盛り込まれ、経済波及効果1兆円といわれるアルビレックス新潟の勝利の方程式、地域特性に根ざした地域価値の創出手法、新潟で起業し、成功している経営者の発想方法などを詳細に解説。まさに「成せば成る」の実例集といえるでしょう。
 最近の若手社員の間には、格差を「超えられない壁」という言い訳に使い、簡単に努力を放棄する風潮が広がりつつあるようです。本書は、そんな社員の起業マインドに火をつける導火線として、あるいは起業の手順を学ぶマニュアルとして、社員教育の一助になることは間違いありません。

『地方の逆襲』
PHP研究所/刊
1,155円(税込)